浜松市中央区U様邸にて湿式外断熱改修工事始まりました。
湿式外断熱改修工事とは?そのメリットを解説
近年、省エネルギーや建物の長寿命化が求められる中、建物の断熱性能を向上させる改修工事が注目されています。その中でも「湿式外断熱改修工事」は、既存の建物の断熱性を高める効果的な方法の一つです。本記事では、湿式外断熱の特徴とメリットについて詳しく解説します。
湿式外断熱とは?
湿式外断熱とは、建物の外壁に断熱材を施工し、その上からモルタルや仕上げ材を塗布する工法です。外断熱には「湿式」と「乾式」の2種類があり、湿式は仕上げ材が塗り壁タイプであるのが特徴です。一般的には、以下のような工程で施工されます。
1.下地処理
外壁の汚れや劣化部分を補修する。
2.断熱材の貼り付け
外壁に適切な断熱材を接着または固定する。
3.下塗り(ベースコート)
断熱材の上に下地材を塗布し、補強メッシュを埋め込む。
4.仕上げ塗装
仕上げ材を塗布し、美観と耐久性を向上させる。
この工法は、特にヨーロッパを中心に普及しており、寒冷地を含むさまざまな気候で効果を発揮します。
湿式外断熱のメリット
1. 断熱性能の向上
湿式外断熱により、建物全体を外側から包み込むように断熱するため、外気の影響を受けにくくなります。これにより、室内の温度変化が少なくなり、冷暖房の効率が向上します。
2. 結露の防止
外断熱にすることで、外壁内部の温度差が小さくなり、結露が発生しにくくなります。これにより、カビや腐食のリスクが減少し、建物の耐久性が向上します。
3. 建物の寿命延長
建物の構造体を外側から断熱材で保護することで、気温の変化による膨張・収縮の影響を軽減し、ひび割れや劣化を防ぐことができます。
4. デザインの自由度が高い
仕上げ材のバリエーションが豊富で、色や質感を選ぶことができるため、建物のデザイン性を向上させることが可能です。
5. 省エネ効果とCO2削減
断熱性能が向上することで冷暖房のエネルギー消費が抑えられ、光熱費の削減やCO2排出の抑制につながります。